患者さんはホームページを意外と見ている
患者さんが通院するクリニックを選ぶとき、タウンページやパンフレット、駅の看板などの広告だけを見て来られることは少なくなっており、たいていホームページ(WEBサイト)も見ています。
診療科や診療時間、アクセス、簡素なキャッチコピーの内容だけでは違いが分かりにくいからです。
家の近所であれば、知人の口コミや実際に目の前を通るなどで雰囲気がまだつかみやすいのですが、少し遠方になると情報がつかめません。
また健康な人が普段自分の地域でもクリニックを意識することはあまりなく、病気やケガなどで必要にせまられた時に初めて、自分が通院したいところかを調べています。
例えば風邪をひいて次の日の朝にクリニックに行こうとした時、スマホでホームページを検索するというのが最も手軽にアクセスできる手段です。

ネットでの情報について
クリニックなどの医院は、例えば飲食店などの店舗と違い、病気やケガをした時以外にあまり行くことがないので、ネットでの情報も少なくなりがちです。
患者さんの声を掲載したまとめ評価サイトなどもありますが、知名度のある大病院や人気のクリニック以外はレビューが書かれていないことも多いです。
TwitterやFacebookなどのSNSをメインに使用しているクリニックもありますが、こういったツールは共通して新しい情報が常に上に表示され、古いものはどんどん下に流れて消えていくので、たとえ一生懸命書いた記事でもわざわざスクロールして見てくれる人も少ないです。
お知らせなど近況を載せたり、人と交流するには非常に最適です。
常に見てもらいたい自院の特徴、診療方針について、などの体系的な情報はやはり母体となる「ホームぺージ」をメインとした宣伝が必要になります。
また公開している情報はなるべく多いほどリアルに感じてもらいやすく、安心してもらえる確率が高くなります。
どのような場所か?どういう診察をしているのか、先生やスタッフはどんな人かなどの記載があればあるほどリアルに伝わりやすくなり、通いやすいクリニックとしての判断基準になります。

モバイル対応について
近年はパソコンよりスマホやタブレットなどからネットを見る人が多いため、モバイル対応されていることが必須の時代となっています。
パソコンのみ対応しているホームページではスマホで閲覧するとそのまま小さく表示されるので、見づらく不親切な印象を与えます。
時代によって常に多様に変化するWEBの世界ですが、うまく使えばたくさんの人が集まる大事な営業マンとなりますので、従来の広告、ホームぺージ、SNSなどの効果的なツールを用途に応じて使いこなし、ぜひとも活用して頂ければと思います。